SoundOnの収益(ロイヤリティ)発生の仕組み 【SoundOnを使うメリットはあるのか?】

SoundOnに楽曲を提供している人や、これからSound Onに楽曲を提供しようと考えている人は、単なる趣味だで楽曲提供を行う人は少ないと思います。

多くの人は、Sound Onを通じてロイヤルティ(収益)を得ることを目的としていると思います。

SoundOnの最大の強みは、TikTok公式のディストリビューションサービスであることです。

TikTokでのロイヤリティは、100%アーティストに還元される仕組みになっています。

TikTokでロイヤリティが発生する仕組みは、楽曲がTikTok動画で使われるたびに、ごく小さなロイヤルティが積み上がるというものです。

また、TikTokの商用楽曲ライブラリー(Commercial Music Library, CML)を活用することができれば、大きな収益も狙うことが可能です。

今回は、Sound Onからのロイヤリティについて、基礎知識として知っておきたいことをまとめています。

目次

SoundOnのロイヤルティ報告(期間)

SoundOnのロイヤルティの報告には、以下の2種類の期間があるようです。

・販売期間(販売期間)
・報告期間(報告期間)

すべてのストアからのロイヤルティは、約2~3ヵ月の遅れがあります。

おそらく、通常は2ヶ月送れですが、遅延等が発生すると3ヵ月前になるということでしょう。

そのため、各報告期間で受け取るロイヤリティは、2~3ヵ月前の配信(販売期間)で得たものとなります。

もしも、明確な情報が必要となる場合は、以下の手順でロイヤルティレポートをダウンロードして確認することができます。

1.「収益額(収入)」をクリックします
2.月次明細書(月次レポート)をクリックします
3.ダウンロードしたい報告期間で「エクスポート」をクリックします
4.レポートをダウンロードします

SoundOnからの収益通知設定

SoundOnのサブスクリプション設定の中に、「支払い通知」という項目があるので、それをオン(SoundOnから支払いを受け取ったら通知を受け取る)にしておくと、新たなロイヤリティが発生すると、通知が来ます。

通知が来るのは、毎月25日前後です。

SoundOnでは、各月の月次明細書が毎月25日頃に提供されます(休日は遅れる場合があります)。
SoundOnでは、月次明細書に過去30日間に受信したすべての報告データがアーティストに提供されます。アーティストは月次明細書でロイヤリティに関する最新情報を確認できます。

狙うべきは商用楽曲ライブラリ(CML)からの収益

SoundONで収益化の最大化を目指すのであれば、TikTokの商用楽曲ライブラリー(Commercial Music Library, CML)に登録されて、楽曲が使われることが、最も効果的です。

TikTokの商用楽曲ライブラリー(CML)から収益が発生すると、ロイヤリティ(報酬)は、大きくなる傾向にあります。(青:Commercial Music Licensing)

 

今回の記事では、TikTokの商用楽曲ライブラリー(CML)については深堀りしませんが、TikTokのFAQ(よくある質問)を引用しておきます。

商用楽曲ライブラリ(CML)とは、TikTokでの商用利用が事前に許可された楽曲のライブラリで、ブランドは別途シンクライセンスを確保しなくても、TikTokの広告に楽曲を使用することができます。

楽曲が資格を得るためには、以下の条件を満たす必要があります。

・楽曲を提供するソングライター/作曲家が1人のみである。
・アップロードされた作品の出版権がアップロード者によって100%管理されており、第三者の出版社や出版管理者が代理していない。

SoundOnは、商用楽曲ライブラリに追加される楽曲を選定する権利を有し、商用楽曲ライセンシングチームのキュレーションガイドラインに合致しない楽曲は追加されません。

注意:
現時点で商用楽曲ライブラリに楽曲を追加できるのは、資格基準を満たしたアーティストに限られています。
虚偽の情報を提供し、上記の条件を満たさない楽曲を商用楽曲ライブラリに登録した場合、商用楽曲ライブラリからの削除、今後のリリースにおける商用楽曲ライブラリへのアクセス制限、DSPからの削除など、悪影響を及ぼす可能性があります。

おわりに

SoundOnを通じて楽曲を提供し、TikTokの商用楽曲ライブラリー(Commercial Music Library, CML)を活用することができれば、大きな収益も狙うことが可能です。

TikTokの商用楽曲ライブラリー(CML)は、TuneCoreやDistroKidなどの音楽配信代行サービスでも利用できますが、無料で利用できるのは、おそらくSoundOnだけです。

SoundOnでは、SpotifyやApple Musicなど、他のDSP(音楽配信サービス)への配信も可能で、初年度は100%、それ以降は90%がアーティストに分配されますが、それは、別の音楽配信代行サービスでも可能です。

SoundOnに楽曲を提供をするのであれば、TikTokとTikTokの商用楽曲ライブラリー(Commercial Music Library, CML)の攻略を考えるべきでしょう。

そしてそれが、SoundOnを使う、大きなメリットだと思います。

 

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