2018年ころから、「FIRE movement(ファイヤー・ムーブメント)」という言葉が、アメリカなど、海外で話題になっています。
「FIRE」というと、まずは「火」を連想させられるが、「火」は関係ありません。
もちろん、「スティーヴィー・ワンダー」も「缶コーヒー」も関係ないです。
さらに、「FIRE」は、英語で
「You’re fired!(おまえはクビだ!)」
という使い方をしますが、「クビ」のことでもありません。
では、「FIRE movement(ファイヤー・ムーブメント)」の「FIRE」は、いったい、どんな意味なのでしょうか?
「FIRE movement」 とは
「FIRE movement」の「RIRE」とは、
の頭文字をとった略語のことです。
「Financial Independence, Retire Early」とは、「経済的に独立して、早期にリタイアする」というニュアンスですね。
そのようなムーブメントのことを、いま、海外では「FIRE movement」と呼んでいます。
日本国内でも、よく聞かれた話ではあるが、最近、話題になっている理由としては、インターネットの発達によって、昔よりも「FIRE movement」を実行しやすくなったからかもしれません。
労働からの開放
誰しも、「日々の労働から開放されて、自由に生きたい」と願いますね。
「ガッツ」と「実行力」がある人であれば、さっさと挑戦して、自由を勝ち取っているかもしれません。
おそらく、「頭の良さ」や「学歴」よりも、「ガッツ」や「実行力」の方が大切だと思います。
この地球では、つべこべ言わずに、粘り強く挑戦し続けることができる人が、自由を勝ち取れるのです。
4つの人生戦略
節約する
まずは、いかにムダな浪費を減らして、「種銭」を作り出せるかが重要です。
資本主義社会の誘惑に、まんまと踊らされてはいけません。
これができないと、「FIRE」への道は遠く険しいと思います。
「一生、この会社で働くつもりはない!」
と腹をくくったら、たとえは、「ムダな飲み会」などは、すべて、スッパリと断ることが出来るはずです。
中途半端はいけません。
信念に基づいて、ストイックに実行するのです。
ミニマムに暮らす
「節約」をするためには、「ムダなモノ」に囲まれていてはいけません。
「ムダなモノ」は、購入費用だけでなく、維持費(ランニング・コスト)もかかります。
本気で「FIRE」を目指すなら、切り捨てられるものは、たくさんあるはずです。
ポイントは、家や車などの、大きな支出に目を向けることです。
10円や100円をケチっても、数十万円ものムダがあったら、全く意味がありません。
投資をする
「節約」と「ミニマムライフ」で浮いたお金を「投資」にまわして、「資産運用」をしましょう。
そこから、「不労所得」を得られるようになれば、「FIRE」への道が見えてきます。
しかし、「投資」と言っても、「ギャンブル」や「投機」ではありません。
ラクして大金を稼げる方法など、そう滅多にあるものではないのです。
基本は、「堅実な投資」です。
しかし、「堅実な投資」では、時間がかかりすぎます。
その時間を短縮するためには、「節約」と「ミニマムライフ」をストイックに徹底して行い、「投資」のための「原資」を増やすしかありません。
そして、「複利」の力を利用するのです。
好きなことを副業で始める
副業収入があれば、それすらも投資にまわすことで、さらに「FIRE」までの時間短縮が可能になります。
また、仮に「FIRE」を実現できたとして、毎日、ただ遊んで暮らすのも、きっと飽きるでしょう。
何かしら、やりたくなるはずです。
働かなくても良くなったからこそ、やりたい仕事が見えてくるかもしれません。
また、「FIRE」後も、定期的な収入が、あるのとないのとでは、日々の安心感がまったく違うと思います。
何歳まで生きるか分からないという状況で、ただ貯金を切り崩すだけの生活よりよりも、定期的に収入があったほうが、絶対に人生を楽しむことができます。
「FIRE」後も続けられるように、副業は、慎重に選ぶ必要があります。
「儲かる」か、「儲からない」だけで、判断してはいけません。
ポイントは、「自分の好きなこと」と「やっていて楽しいこと」。
そうでなければ、「FIRE」後も、サラリーマンを続けるのと、そう変わらなくなってしまいます。
まとめ
「FIRE movement」は、とくに目新しい発想というわけではありません。
しかし、まだまだ、実現できていない人の方が、圧倒的に多いでしょう。
幸運なことに、現在では、インターネットの発達によって、実現のハードルは、格段に下がっています。
サラリーマンをしながらでも、「浪費」をやめて「節約」をし、「ミニマムな生活」をしながら、「堅実な投資」をコツコツと続けていけば、「FIRE」への道が見えてきます。
さらに、「好きなこと」を仕事(始めは副業)として行い、投資の「原資」を増やすことで、「複利」の力が増していき、「FIRE」実現までの時間が短縮されるのです。
「FIER」の実現後も、始めは副業だった「好き」で「楽しい」仕事が、本業となり、さらに豊かになっていく。
そんな、夢と希望のあるライフプランを実現することが、誰にでも可能なりつつあります。
なんて、いい世の中になったのでしょうか。
あとは、それを
「やるか、やらないか」だけです。
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