持ち家か?賃貸か?【大災害のリスクに備える住宅環境】

スマートハウス マイホーム

持ち家か?賃貸か?

をめるぐ論争は、昔から今日まで、議論の尽きないテーマです。

近年の傾向としては、

家は買うな!車は買うな!保険には入るな!…

というような生活で、可能な限り出費(とくに大きな固定費・金利・手数料など)を抑えて、稼いだ資金を堅実な投資にまわすことによって、

FIRE(Financial Independence, Retire Early)とよばれる「経済的自立」と「早期退職」を目指したり、資産運用でまかなえない分だけ働くサイドFIRE などを目指そう!

というムーブメントから、賃貸を勧める意見が目立ちます。

確かに、家も車も買った瞬間から負債です。

多額の金利や手数料、維持費や保険料なども必要です。

お金を貯めるという観点からいえば、家や車は所有しないほうがいいことは明らかです。

しかし、賃貸物件に住んで、公共交通機関やタクシー、ライドシェア、ロボタクシーなどで移動するという生活は、都市部では成り立ちそうですが、地方(とくに田舎)での暮らしとなると、少し状況が違ってきます。

また、2020年以降、世の中の常識や、人々のライフスタイルは大きく変化しました。

確かに家も車も負債ですが、通勤が不要になれば、必ずしも都市部の賃貸物件に住むのがいいとは言い切れないと私は考えています。

そして、忘れてはいけないのは、そう遠くない未来に、大災害は必ずやってくるということです。

今後、かなりの確率で大災害が起こるのであれば、私たちは、それに備えるべきではないでしょうか。

集合住宅の弱点

資金面での制限がなければ、いくらでも広い物件に住むことができます。

また、複数の物件を所有したり、借りたりすることができますし、なんならホテル住まいだっていいわけですが、そのような裕福な人の話ではなく、現実的な視点で話を進めていこうと思います。

集合住宅の大きな弱点は、

とにかく狭い!

ということです。

これは賃貸物件だけでなく、分譲マンションでも同じようなものです。

一人暮らしの人や、家族が少ない人であれば、そこそこ広く使えるとは思います。

独身時代や、一生涯独身と決めている人は、賃貸物件や分譲マンションもいいかもしれません。

しかし、家族が増えると、アパートやマンションは圧倒的に手狭です。

まず、明らかに収納が足りません。

そんな状況なので、書斎や仕事部屋を確保するのも難しいと思います。

たとえ、リモートや在宅で仕事ができることになったとしても、集中して仕事ができる環境が確保できない可能性が高いです。

さらには、別の場所で暮らす親類や友人などを、泊めるためのスペースなどは確保できないので、誰も泊まりに来られない家になります。

それについては、それでも構わないという人も多いかもしれませんが、たとえば、子供が大きくなって結婚し、孫でも生まれたらどうでしょうか?

私なら、孫が小さいときだけでも、時々、泊まりに来て欲しいと思うでしょう。

都市部に住まない選択

通勤しなくてはいけない仕事で、オフィスが都市部にあるのなら、郊外に戸建ての住宅を建てて、片道数時間かけて通勤するなんていうのは、大いなる時間と体力の無駄使いだと思います。

そのような場合は、やはり、オフィスからそれほど遠くない都市部のアパートやマンションに住むほうがいいのではないでしょうか。

転勤の可能性もあるなら、分譲ではなく、やはり賃貸物件になるでしょう。

しかし、職場がマイカーでの移動(通勤)が前提な地方(田舎)だという場合や、そもそも通勤や転勤などとは縁のない自由な仕事であれば、ずっと狭いアパートやマンションに住む必要もないのではないでしょうか。

もちろん、若い時期や独身の時期、一生涯独身でいきたい人などであれば、子供や孫のことを考える必要がないので、自分だけが暮らしやすいように、自由に住む場所を決めればいいと思います。

しかし、家族(パートナー・子供・孫・ペット)なども一緒に暮らしたり、誰かが遊びや泊まりに来ることを考えると、私はやはり、アパートやマンションよりも、小さくても戸建住宅に住みたいと思います。

大災害は必ず来る

この地球上に、100%安全な場所な場所など存在しませんが、ハザードマップなどで明らかに危険な場所を避けることは可能です。

集合住宅の高層階であれば、津波や水害、土砂災害などの心配ないかもしれませんが、地震大国である日本において、地震に対するリスクは、避けることはできません。

2020〜2050年の間に、南海トラフや首都直下型地震、さらには富士山の噴火など、非常に大規模な災害が起こる可能性が、かなり高まっています。

私たちやその子供が生きている間に、東日本大震災を上回る大災害が起こると予想されています。

大災害が起こったときに倒壊してしまうような、低い建築基準で建てられた建物に住むのは、かなり危険ですが、さらに考えなくてはいけないのは、大災害の後の生活です。

建物が残っても、生活インフラ(エネルギー)や物流が寸断されてしまったら…

生活インフラ(エネルギー)のなかで、現在、もっとも重要なのが電気(電力)です。

私たちは、おそらく、電力の供給が止まったら生きていけません。

私は、東日本大震災のあと、オール電化の高層マンションの弱さを痛感しました。

高層階は非常に大きく揺れるので、家具などが倒れたことは仕方がないとして、問題は、その後の生活でした。

停電になれば、電気がつかないだけではなく、水も出なくなりますので、バス・トイレも使えません。

エレベーターも止まりました。

とてもではありませんが、これは暮らせないと思い、数日、実家(戸建て)に避難しました。

そのとき、電気が止まったら、集合住宅では生きていけないことを痛感しました。

そして、免震や制震構造を採用している最新のマンションなら、揺れを抑えることができるかもしれませんが、そうでない場合、もしも、倒壊したら…

大災害の後の生活を考える以前に、もしも大災害時に倒壊する建物の室内のいたら、おそらく命はないのではないでしょうか。

仮に生き残ったとしも、その先、どのように暮らしていけばいいのか想像できません。

まとめ(理想の住環境)

ハザードマップを参考にしながら、比較的、安全そうな土地に、耐震性が高く、エネルギーが自給自足できる戸建住宅を建てる!

大災害が必ず起こるのであれば、そのような住宅を、比較的安全な場所に持つことが必要だと私は考えます。

仮に、都内の億ションに住み、地下駐車場にスーパーカーを所有していたとしても、巨大地震や富士山の噴火に見舞われたとしたら、その後の生活は、非常に厳しいものになると予想されます。

もしかしたら、戦時中にあった、地方への疎開のようなことも必要になるかもしれません。

大切なことは、エネルギー(とくに電気)が確保できる住宅に住むことです。

太陽光パネルと蓄電池、EVカーなどを利用すれば、それは可能です。

そして、それは今のところ、集合住宅では難しいように思います。

最近では、太陽光パネル、発電機、蓄電池などを組み合わせた、マンション向け非常用電源システムも出てきているようですが、まだまだ、一般的ではないと思います。

少なくとも、これから先も数十年、生きる予定であれば、快適と安心を兼ね備えたスマートハウスに住むという生活は、悪くない選択だと思います。

ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)や、LCCM(ライフ・サイクル・カーボン・マイナス)住宅が、これからは当たり前になっていくでしょう。

そのような住宅を建てることで、いざというときには、自宅が避難所として機能します。

そこに家族を呼び寄せることもできるかもしれません。

そのような住居であれば、パンデミックなどで、巣ごもりが必要になっても、快適に暮らせそうです。

地価の安い地方であれば、都内のタワーマンションよりも安い金額で、土地と家を持つことも可能です。

資金に余裕があるのであれば、地方に、週末やいざというときのためのスマートハウスを持ち、必要に応じて、都会に賃貸物件を借りるなんていうのも、よさそうですね。

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