「断捨離」は、基本的には、すべての人が、今すぐやったほうがいいと思います。
不要なモノに囲まれて生活していると、それだけで、人生の運気は停滞してしまいます。
逆に言うと、「断捨離」をすることで、運気を好転させることができる可能性が高まります。
「断捨離」には、計り知れないメリットがあります。
逆に言うと、「断捨離」をしないと、計り知れないデメリットがあるということです。
必要なものまで捨てる必要はありません。
明らかに不要なモノを処分することくらいなら、誰にでもできると思います。
そして、モノを処分することができるようになると、次第に、余分なモノを買わなくなっていきます。
マインド(考え方)が変わっていくからです。
今回は、すべての人にとって、やったほうがいい「断捨離」について、どうしたらできるようになるのかをお伝えしたいと思います。
断捨離とは
まずは、「断捨離」という言葉について、簡単におさらいしておきます。
「断捨離」とは、作家の「やましたひでこ」氏が提唱し、商標登録している、
不要な物を減らして、生活に調和をもたらそうとする思想
のことです。
以下、ウィキペディアからの引用です。
「断捨離」のそれぞれの文字には、ヨーガの行法(ぎょうほう)である断行(だんぎょう)・捨行(しゃぎょう)・離行(りぎょう)に対応し、
- 断:新たに手に入りそうな不要なものを断る
- 捨:家にずっとある不要な物を捨てる。
- 離:物への執着から離れる。
という意味がある。
すなわち「断捨離」とは、不要な物を「断ち」「捨て」、物への執着から「離れる」ことにより、「もったいない」という固定観念に凝り固まってしまった心を開放し、身軽で快適な生活と人生を手に入れようとする思想である。ヨーガの行法が元になっているため、単なる片付けとは異なるものとされている。
やましたが2009年に出版した『新・片付け術 断捨離』(マガジンハウス)のヒットにより一般に知られるようになった。
ウィキペディアより引用
個人的には、
「もったいない」という固定観念に凝り固まってしまった心を開放し、身軽で快適な生活と人生を手に入れようとする思想
というところが、もっとも重要だと考えています。
不要なモノを処分できない理由
おそらく誰しも、不要なモノは無意識的に分かっているので、それらを見るたびに、気持ちが下がるのではないかと思います。
また、不要なモノを処分できない自分や家族に対する苛立ちも、不要なモノがあり続ける限りなくなることはありません。
誰だって、不要なモノに囲まれていて、気分がいいはずがありません。
不要なモノや、それらを処分したほうがいいことは、みんな分かっているのです。
それでも処分できないのには、いくつかの理由が考えられます。
ひとつは、単純に面倒くさいから。
そして、不要なモノの大部分が、かつて、お金を支払って買ったものだから。
そのため、不要なモノが高価であればあるほど、買ってしまったことに対する後悔や、処分することに対する罪悪感、損をしたことを認めたくない気持ちなど、さまざまな気持ちが交錯して、処分に踏み切れません。
しかし、それらは、過去のあなたにとっては、必要なものだったのでしょう。
仮にそうでなかったとしても、そうだったということに、してしまいましょう。
そして、いま、必要がないと感じるのであれば、思い切って処分してしまっていいのです。
断捨離しないことのデメリット
不要なモノを維持したりメンテナンスするためには、本来であれば不要な、お金や広い家などが必要になるので、金銭的にもデメリットしかありません。
金銭的なデメリットだけでなく、探しものやメンテナンスなどに、余分な時間まで取られてしまいます。
とにかく、不要なモノがあることのメリットは、何ひとつないと思います。
不要なモノの処分には、処分するための費用、処分するための時間など、多くのお金と時間を無駄にすることになります。
つまり、金銭的にも時間的にも、現状以上の損失が発生するということです。
かつて、お金を払ったり時間を使って購入したモノを、わざわざ、追加でお金と時間を使って処分するというのは、損失に損失を重ねるように思えてしまいます。
所有し続ければなんとなくごまかせる損失も、処分した時点で損失が確定してしまいます。
しかし、早い段階でキリを付けるほうが、その後の人生意にとっては、確実にプラスになります。
損切りは、早ければ早いに越したことはありません。
まずは断捨離から
その後に続く、「住み替え」や「生活水準の見直し」へのファーストステップとしても、「断捨離」は欠かせません。
なにはともあれ、まずは、「断捨離」から始めるのがおすすめです。
不要なモノを処分しなければ、いまよりも狭い部屋に引っ越すことはできません。
ただし、裏技として、先に引っ越し先を決めてしまって、引っ越しの際に強制的な「断捨離」をするという方法もあります。
どうしても「断捨離」ができないという人にとっては、おすすめの方法です。
生活水準を見直すにしても、不要なモノを処分しないうちは、削れるはずのコストが削れない場合もあります。
生活水準を見直すというと、少し大げさに聞こえるかもしれませんが、単純に、無駄な支出をカットするだけでも、だいぶ違ってくると思います。
たとえば、もう何年も乗っていないバイクや自動車を、なんとなく所有し続けている人がいるとします。
そのバイクや自動車を処分しない限り、毎月の駐車場代や、毎年の税金や保険料、数年おきの車検代などの支出をカットすることはできません。
過去はどうあれ、いまはもう乗らないのであれば、思い切って処分することで、処分して以降は、それまで支払っていた支出をカットすることができます。
「買ったときは高かったのに…」などと考えずに、さっさと損切りするべきです。
維持費が発生する不要なモノは真っ先に処分するとともに、維持費が発生するモノを購入するときにも、十分注意が必要です。
不要なモノを処分することで、月々の支出を減らすことができれば、それほど我慢することなく、生活水準の見直し(引き下げ)が可能になります。
断捨離をするために
「断捨離」をするためには、まずは、
「断捨離をする!」
と強く決意することから始めましょう。
とはいえ、なかなか重たい腰が上がらない人も多いと思います。
まずは、「断捨離」をしたくなるような動画を観たり、本を読んで、マインドから入れ替えることがおすすめです。
マインドが入れ替わらなければ、捨てもまた、不要なモノが溜まってしまいます。
「断捨離=ミニマリスト」ではありませんが、「断捨離」を繰り返すうちに、結果として「ミニマリスト」になる人は多いように思います。
「断捨離」や「ミニマリスト」については、たくさんの本が出版されていますが、おすすめの1冊を紹介しておきます。
本書は、Audible(オーディブル)でも聴くことができます。
Audible(オーディブル)は、Amazon が提供するオーディオブックサービスです。
「本を読むのが苦手な人」や「本を読む時間がない人」でも、移動時間や家事などの作業時間などのスキマ時間で、読書ができるので、おすすめです。
まとめ
不要なものを買い込んで、モノで溢れた部屋で暮らすのと、不要なものは買わずに、整理された部屋で暮らすのとでは、どちらがいい人生なのかは明らかです。
とはいえ、そう簡単に「断捨離」をすることができれば苦労しません。
私自身も、しばらくの間、モノで溢れた空間で生活をしていた時期もありました。
もちろん、そんな部屋でくつろぎを感じることはできません。
そのころは、「片付けたい!」という思いは常にありましたが、不要なモノは処分しよう(捨ててしまおう)という気持ちは、それほどなかたように思います。
その根底にあったのが、「勿体ない…」という思い込みだったのだと思います。
そのような思い込みは、幼少期に家族から植え付けられる場合が多いです。
「断捨離」に関する動画を観たり、本を読むことで、マインドを入れ替えることができたので、最近では、不要なモノは、だいぶ処分できるようになってきました。
不要なモノを処分すると、損をするように思うかもしれませんが、以前に比べて貧乏になっていないので、やはり、「断捨離」は絶対にやったほうがいいと思います。
そろそろ、必要のないモノに囲まれる生きるを見直してみませんか。