『あの世に聞いた、この世の仕組み』は、「この世」の仕組みについて、著者(黒斎さん)が、24時間テレビの黄色いTシャツを着た「あの世」の守護霊(雲さん)から聞いた内容として、会話形式でまとめられています。
それで、ペンネームが「雲 黒斎(うんこくさい)」というわけです。
クレヨンしんちゃんの映画でも、『雲黒斎の野望』という劇場映画がありましたね。
「ウンコ臭い」とは、ずいぶんと、ふざけた名前だ思う人もいるかと思いますが、個人的には、『あの世に聞いた、この世の仕組み』もそうですが、センスのあるネーミングだと思います。
インパクトも絶大で、いちど聞いたら忘れないネーミングです。
『あの世に聞いた、この世の仕組み』をひとことで言ってしまうと、
とにかく、たとえや説明が分かりやすいということです。
雲黒斎さんは、ネーミングやたとえ話が絶妙です。
また、ユーモアのセンスも抜群です。
たぶん、頭がいいんですね。
ちなみに、
「黒斎さん」と「雲さん」は、こんな感じです。
出典:https://blog.goo.ne.jp/namagusabose
話は少しそれますが、雲黒斎さんとも交流のある、阿部敏郎さんは、どちらかというと長嶋茂雄さんのようなタイプの人です。
だから、阿部敏郎さんには、雲黒斎さんのような人が必要なんだと思います。
話を戻して、2006年に著者の「雲黒斎(黒沢一樹)」さんが立ち上げたブログ「あの世に聞いた、この世の仕組み」を加筆・再編成したのが、本書「あの世に聞いた、この世の仕組み」です。
*最近では、「雲黒斎」と「黒沢一樹」を、TPOによって使い分けているようです。
意識的に目覚めをコントロールすることはできませんが、雲黒斎さんの本は、目覚め(さとり)に興味がある人にとっては、素晴らしい入門書になると思います。
あの世に聞いた、この世の仕組み
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ごくフツーのサラリーマンの「僕」は、うつ病による記憶障害に陥ってしまいました。
その病気を治そうとお医者さんにもらった、キツーイ薬を飲んだところ、突然、守護霊と話ができるようになってしまいました。
そして、黄色いシャツを着た関西のノリの守護霊は、絶妙なたとえを使って、この世のからくりを教えてくれるではありませんか!
苦しみが生まれる仕組み、その苦しみから自分を解き放つ方法など、さまざまなことを教えてくれます。
そして、その内容は、みんなが知れば、必ず平和な世界が訪れると思えるほどの内容だったのです!
そんな秘密、あなたも知りたくありませんか?
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■ 書籍版
audiobook.jp
フツーのサラリーマンが、あの世と交信して知った自分とは―守護霊を通してスピリチュアルな世界から、幸せとは何か、人生とは何かを語りかける、これから生きる上での指針となる一本です。
うつ病を患い、処方されたきつーい薬を飲んだおかげで、自分の守護霊とコンタクトが取れるようになった著者。
そんな著者、黒斎さんとと守護霊、雲さんとのやりとりをユーモアたっぷりに綴ったブログがオーディオブック化となりました。
本オーディオブックは、とにかくわかりやすく、シンプルに、あの世とこの世の関係性を説いています。
また、自分自身の人生について、幸せについて、守護霊・雲さんが時に厳しく、時に優しく諭してくれます。
「大事なのは幸せになることじゃない。幸せであることだ。」
この一文から伝えられる、本当の幸せは「いま」の中にしか存在しないというメッセージは、きっと、この世の真理なのではないでしょうか。
「いま」を生きるエネルギーも与えてくれる、不思議な魅力を持ったオーディオブックです!
出典:https://audiobook.jp
■ オーディオブック版
あの世に聞いた、この世の仕組み 目次
第1章 ファースト・コンタクト
第2章 バカ正直な宇宙
第3章 魂の訓練所
第4章 この世ツアーズ
第5章 思い癖
第6章 ゴムボール・トラップ
第7章 宇宙立この世学院
第8章 幸せって何だろう
第9章 よっぱらい
第10章 自我と真我
第11章 マトリックス
あの世に聞いた、この世の仕組み 著者
雲 黒斎(うん こくさい)
1973 年、北海道生まれ。
グラフィックデザイナーを経て、広告代理店に入社。
2004 年、セロトニン欠乏による記憶障害をきっかけに、突然の霊的な目覚めを体験。
その経験をもとに、2006 年、ブログ「あの世に聞いた、この世の仕組み」を立ち上げ、数多くのアクセスを集める。
想像を絶する状況の変化に戸惑いながらも、2008年、「いまここ塾」塾長阿部敏郎氏との出会いを契機に全国での講演活動を開始。
複数のことを同時にこなせない不器用な恐妻家。
案外ナイーブ。
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おわりに
この手の話は、真剣に書かれていればいるほど、理解できません。
たとえロジカルに書かれたとしても、理解できないものは理解できないのです。
目覚めていない普通の人が、「いまここ」、「ワンネス」、「さとり」、「非二元」、「ノンデュアリティ」…
これらを理解することは、容易ではありません。
そもそも、
「ワンネス」や「さとり」を、「言葉」で理解する事自体に、無理があるのです。
さらに、
「言葉」とは、最も伝わりにくいコミュニケーション・ツールです。
そんな伝わりにくい「ワンネス」などを、最も伝わりにくい「言葉」で伝えるのは、並大抵のことではありません。
たとえ、その言葉が伝わったとしても、理解できるかどうかは別問題です。
それら2つの「伝わりにくさ」を、ユーモアとたとえ話を多用して、見事に「わかりやすく」伝えてくれているのが、『あの世に聞いた、この世の仕組み』や、続編の『もっと あの世に聞いた、この世の仕組み』です。
この本を読んだからと言って「目覚め」が訪れるとは限りませんが、このように噛み砕いて書かれている本の存在は、貴重だと思います。
続編の『もっと あの世に聞いた、この世の仕組み』とあわせと読んだり聴いたりすることをおすすめします。
⇒ もっと あの世に聞いた、この世の仕組み をオーディオブックで聴こう!

ちなみに、ブログ「あの世に聞いた、この世の仕組み」から生まれた小説『極楽飯店』もおススメです。
「オーディオブック版」が出ればいいのになぁ…
極楽飯店
■ 書籍版
あの世に聞いた、この世の仕組み
■ 書籍版
■ オーディオブック版
もっと あの世に聞いた、この世の仕組み
■ 書籍版
■ オーディオブック版
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