SoundOn のオンラインカスタマーサービス(AIチャット)に聞いた審査(レビュー)の仕組み

SoundOnに楽曲をアップロードできるのは、1アカウントにつき、月間に20曲までです。

不承認や却下、自分で削除した楽曲なども、この20曲に含まれます。

SoundOnへの楽曲アップロードを半年以上行っていますが、審査に関しては未だに謎が多いですね。

そして、常にアップデート(変化)しているようにも思います。

今回、これまで気になっていた点を、SoundOn のオンラインカスタマーサービス(AIチャット)に聞いてみました。

AIチャットへの問い合わせは、1日に最大10 往復までの会話が可能です。

それでは、『SoundOn のオンラインカスタマーサービス(AIチャット)に聞いた審査(レビュー)の仕組み』をさっそくみていきましょう。

目次

レビューに関する質問と回答

「レビュー中」が続くのはなぜか?

レビューチームは、提出後通常1週間以内に審査を完了します

しばらくお待ちいただければと思います。

Q.「編集」を行うと審査が遅くなるのか?

「編集」を行うと、コンテンツが再度レビューされるため、審査プロセスがリセットされることがあります。

これにより、審査に通常よりも時間がかかる場合があります。

内容の編集は慎重に行い、必要な場合のみ行うことをお勧めします。

提出後すぐの却下はAIによる判断か?

提出後すぐに却下される場合、それはシステムによる自動チェックの結果である可能性があります。

AIがコンテンツのガイドライン違反を検出した場合、即時却下されることがあります。

一般的ではないタイトルが「一般的すぎる」とされたときはどうすればいいか?

タイトルが「一般的すぎる」とされる場合、他の作品と混同される可能性を減らすために、タイトルを見直すことを検討してください。

タイトルに独自性を持たせるために、特別なキーワードやテーマを反映する言葉を追加するのが効果的です。

「異常な行為と著作権侵害の可能性が確認されました。」との警告を受けた場合はどうしたらいいか?

このような警告を受けた場合は、まず楽曲の内容や使用した素材を再確認してください。

著作権侵害の可能性がある場合、使用している素材が他者の著作物でないことを確認する必要があります。

楽曲が完全にオリジナルであると確信している場合、誤検出の可能性もあるため、サポートチケットを提出することをお勧めします。

チケットには、楽曲の詳細と警告メッセージを含め、状況を詳しく説明してください。これにより、問題の解決に役立つ対応が受けられるでしょう。

*「サポートチケット」とは、人間のオペレーターに質問することを意味します。

生成AIを用いて作成した楽曲は「楽曲が完全にオリジナルである」と主張できる?

生成AIを用いて作成した楽曲の場合、完全にオリジナルであると主張するには注意が必要です。

生成AIは学習データに基づいて新しいコンテンツを作成するため、使用したAIツールのポリシーやライセンス条件を確認することが重要です。

もし楽曲がAIによって生成されたものであることを明記する必要がある場合や、さらなる確認が必要な場合は、サポートチケットを提出して詳細を共有してください。

チケットには、使用したAIツール、生成プロセス、楽曲の詳細を含めると、より適切なサポートが受けられます。

*「サポートチケット」とは、人間のオペレーターに質問することを意味します。

人間のレビューでは、何が行われるのか?

人間のレビューでは、提出されたコンテンツがプラットフォームのガイドラインや規定に沿っているかを確認するプロセスが行われます。

具体的には以下のような点が考慮されます:

・著作権の確認: 楽曲が他者の著作物を侵害していないかの確認。
・コンテンツの適切性: 楽曲の内容がガイドラインに沿っているかのチェック。
・技術的な問題: 音質やファイル形式の確認。
・その他の規定: プラットフォーム独自のルールに基づいた確認。

これらを通じて、楽曲が正しく配信されるための準備が整います。

人間が提出された楽曲のすべてを実際に聴くのか?

人間のレビューでは、すべての楽曲を実際に聴くわけではありません。

通常、著作権や規制に関する問題が懸念される場合や、特定のチェックが必要な場合にのみ、実際に楽曲を聴いて確認することがあります。

その他の多くのプロセスは自動化されたシステムで実施されることが一般的です。

自動化されたシステムと人間によるチェックの役割は?

自動化されたシステムと人間によるチェックは、それぞれ異なる役割を持ち、互いに補完し合う形で機能しています。

通常、自動化されたシステムが初期のスクリーニングを行い、迅速に多くのコンテンツをチェックします。これは、著作権侵害の可能性や技術的な問題を検出するのに効果的です。

その後、システムによってフラグが立てられたコンテンツや、特定の問題がある場合に限り、人間によるレビューが行われます。

人間の判断が必要な複雑なケースや、システムによる判断では不十分な場合には、人間によるチェックが実行されます。

回答を読んでの感想

回答を読んでの感想は、概ね予想通りでした。

 

私の場合、一度楽曲をアップデートした後で、何らかのミス等に気がついて、自発的に「編集」を行うことがありました。

SoundOnでは、「レビュー中」であれば、いくらでも楽曲情報の編集ができるので、それはメリットでもあります。

しかし、それによって、自動化されたシステムが初期のスクリーニングをパスした曲が却下されることもありました。

これは、「編集」を行ったことで、審査プロセスがリセットされたことが原因だとわかりました。

さらに、それにより、審査に通常よりも時間がかかっていたことも分かりました。

やむを得ない場合をのぞいて「編集」はなるべく行わないほうが良さそうです。

 

即時却下については、

提出後すぐに却下される場合、それはシステムによる自動チェックの結果である可能性があります。
AIがコンテンツのガイドライン違反を検出した場合、即時却下されることがあります。

というのも予想通りで、AIがコンテンツのガイドライン違反を検出した場合、365日24時間、概ね5分以内には、却下の通知が来ます。

それを通過すれば一安心ですが、私の場合、そこから「レビュー中」が長く続く場合があります。

そこは、

システムによってフラグが立てられたコンテンツや、特定の問題がある場合に限り、人間によるレビューが行われます。

というプロセスが行われていると分かりました。

しかし、「システムによってフラグが立てられたコンテンツ」に該当したのかを判断する術がないので、ひたすら待つしかありません。

 

SoundOnの審査では、すべての楽曲を実際に聴くわけではなく、著作権や規制に関する問題が懸念される場合や、特定のチェックが必要な場合にのみ、実際に人間が楽曲を聴いて確認することがあると分かりました。

多くのプロセスは、自動化されたシステムで実施されることが一般的

とのことなので、問題がなければ、速やかに審査をクリアできるはずです。

しかし、実際には、長く待たされることが多いので、フラグが立ちまくっているのでしょうか?

 

最近では、アルバムではなく、シングルで個別に配信するようにしているので、その中には、フラグが立たない楽曲もあって良さそうですが、全曲、一律に「レビュー中」のままになります。

なにかあれば、却下されるはずなので、「レビュー中」というのは、順番待ちや放置されている状態ということになります。

「自動化されたシステムが初期のスクリーニング」をパスした後に、長く待たされるというのが、私がSoundOnを利用していて感じる良くない点です。

あとは、決して一般的ではないタイトルが「一般的すぎる」と即時却下される場合が多いことです。

おわりに

今回のやり取りで、SoundOnでは、生成AIで制作された楽曲と人間による楽曲については、とくに規制や境界を設けていないと感じました。

今後、どのように変化していくのかわかりませんが、現状では、生成AIを使用していることで、何らかの制約を受けることはなさそうです。

もともと、SoundOnでは、著作権申請やYoutubeコンテンツIDへの登録が出来ないからかもしれません。

 

著作権侵害に関しては、生成AIを用いている以上、完全に「運」次第となっています。

そもそも、パクりだろうがオリジナルだろうが、誰も聞いたことがないフレーズなんて、世の中に存在するのでしょうか?

コード進行のパターンにも限りがあります。

「楽曲が完全にオリジナルであると確信している場合、誤検出の可能性もあるため、サポートチケットを提出することをお勧めします。」ということですが、そんなことに時間を使うくらいであれば、新たな楽曲を生成したほうが圧倒的にはやいです。

いちいちサポートチームにメールを送ることは時間の無駄でしょう。

それによって得られるものよりも、失う時間のほうが多いと思います。

 

AIで創った曲をAIが審査しているので、私には、もはやAI戦争のような状態になっているように思えます。

最近、強く思うのは、どんなにいい楽曲ができたとしても、その曲に執着することなく、AIに却下されたら次の曲をAIで生成してアップロードしたほうがいいということです。

それに、いい曲かそうでないのかにかかわらす、どの曲がバズるのかなんて分かりません。

そうなると、確率、つまりは、数の勝負ということになります。

「このタイトルは決して一般的ではない!」「この曲はオリジナルだ!」などと、いちいち拘るのではなく、できるだけ多くの楽曲をアップロードすることに時間を使いましょう。

楽曲は無限に創れるのだから。

 

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私が作曲した楽曲は、Youtube チャンネルにもアップしていますので、もしよかったら覗いてみてください!

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