変わり者でいいじゃないか!

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「大丈夫、君よりも速く走れば、僕は助かるさ!」

2人の男が森の中でクマに出くわした。
1人目は祈り、2人目はブーツのヒモを締めた。

1人目が言った。
「ムダだよ。クマより速く走れっこないさ!」

2人目が答えた。
「大丈夫、君より早く走れば、僕は助かるさ!」

人が危機に直面したときに、取る行動は、諦めるか、諦めないかの2択です。

諦めずに行動し続けたならば、きっと道は開けるはずです。

『 イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密 』

映画『 イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密 』は、実在したイギリス人の天才数学者アラン・チューリングが、第二次世界大戦中にドイツ軍の暗号「エニグマ」を解読するというのが物語のメインテーマ。もちろんテーマはそれだけではなく、切ない映画です。

チューリングが、現在のコンピューターの基礎をつくった、という事実を知る人は少ないのではないでしょうか。

もし彼がいなかったら、今日のアップルもマイクロソフトもなかったかもしれないし、現代のコンピューターも、まったく違ったものになってしまったかもしれません。

イギリスでは、チューリングの業績は、軍事機密として処分され、その存在が一般に知られるようになったのは半世紀後でした。

その間に、アメリカでは、IBMやユニバックといったコンピューター企業が世界的に発展し、70年代にはパソコン文化も花開きました。

コンピューターの基礎がイギリスでつくられたことを世界の人は知らないまま、「ITといえばアメリカ」という風潮が定着していきました。

もしも、イギリス政府が、彼の業績を正当に評価してその研究をバックアップしていたら、その後のイギリスは、アメリカに先行して、情報テクノロジーで世界を牽引していたかもしれません。

アカデミー賞の脚色賞を受賞した本作の脚本家グレアム・ムーアは、受賞スピーチで、

「自分が小さいとき変わり者であったため、いじめられて自殺しようとまで考えていた」

と、過去を打ち明け、この映画で伝えたかったことを

Stay weird. Stay different.

変なヤツでも、変わり者でもいいんだ

という言葉で締めくくりました。

これは、2005年にスティーブ・ジョブズがスタンフォード大学の卒業式のスピーチで

Stay hungry. Stay foolish.と締めくくった言葉を髣髴とさせますね。

『 変わり者はOKだが、嫌われ者はNG 』

現在、私たちがこうして、Webを利用していろいろな可能性に挑戦できるのも、偉大な先人たちのおかげです。

現代を生きる、私たちには、かつてないほどの可能性が開けています。
これまで通りにサラリーマンを続けていけば、「変わり者」と思われることはないでしょう。

しかし、

「変なヤツでも変わり者でもいいんだ」という気持ちで、諦めずにブーツのヒモを締めて走りだそうと思える映画です。

そして、もうひとつ、この映画は、大切なことを教えてくれます。

あなたがどんなに優秀であったとしても、何かを成し遂げるためには、誰かの協力が必要になる。しかし、嫌われたら誰からも助けてもらえない。

ということです。

つまり、

変わり者はOKだが、嫌われ者はNG

ということになります。

人がひとりでできることなんて、たかが知れていますね。
万人に好かれる必要もありませんが、仲間は大切にしたいものです。

余談ですが、主演のベネディクト・カンバーバッチは、「シャーロック」シリーズでもそうですが、見事に変わり者を演じますね。そして、キーラ・ナイトレイもいい女優です。

以上、世間の目なんて気にせずに、夢に向かって一歩を踏み出そう!というお話でした。

『 イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密 』2015

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